皆さんの健康
体に負担の少ない大腸CT検査について
〇大腸CTとは内視鏡の代わりにCT※を用いて大腸の病気を調べる新しい検査です。
※体の横断像を撮影する装置
CT装置
〇大腸に炭酸ガスを注入して腸管を膨らませた状態で検査します。時間は15分程度。
※うつ伏せと仰向け
自動炭酸ガス注入装置 撮影体位
〇検査前日は検査食と下剤で大腸の中をきれいにする必要があります。
検査食と下剤
〇画像を解析し様々な視点で調べることが出来ます。(結果は1週間ほどかかります)
仮想内視鏡像 仮想注腸像 横断像
〇内視鏡が苦手な方や、大腸の走行が複雑で内視鏡が挿入困難な方におすすめです。
大腸CT・大腸内視鏡・注腸の検査比較
目的に応じた検査を選択してください
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大腸CT
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大腸内視鏡
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注腸
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検査時の苦痛
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ほとんどない
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ある場合がある
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ある場合がある
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検査時間
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15分程度
(長さに関係なく)
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15~45分
(腸の長さによる)
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15分~30分
(腸の長さによる)
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5mm以下の隆起性病変
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内視鏡に劣る
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見つけやすい
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内視鏡に劣る
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6mm以上の隆起性病変
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他検査と同等
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他検査と同等
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他検査と同等
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平坦な腫瘍
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見つけにくい
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見つけやすい
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見つけにくい
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ヒダの裏側
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観察しやすい
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観察しにくい
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観察しやすい
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憩室
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分かりやすい
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分かりやすい
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分かりやすい
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狭窄部位の口側
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観察可能
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観察困難
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観察困難
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大腸外の情報
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ある
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ない
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ない
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ポリープの切除
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出来ない
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出来る
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出来ない
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放射線被ばく
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ある(腹部CT程度)
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ない
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ある
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※大腸CTは腸管を十分に拡張させて撮影します。途中でガスを出してしまうと良好な結果が得られませんのでご留意下さい。