診療科・部門

看護部

ようこそ公立岩瀬病院看護部へ

副院長兼看護部長ごあいさつ

 
副院長兼看護部長  伊藤恵美
 
 公立岩瀬病院は、明治5年に開業し150年を迎えており、「患者さん中心の医療を実践し、地域の皆さんに信頼される病院をめざします」という理念の実践に向けて医療・看護における分野で変化に対応できるように取り組んで参りました。
 当院は、コロナ禍においては、感染症指定医療機関として、感染対策に関した学習やトレーニングを重ね日々の看護に反映させました。さらに、看護部は、質の高い看護を提供するためには、ひとり一人が、主体的に学ぶという文化の醸成が必要と考え、個人での学習でも活用できるe-ラーニングの導入やクリニカルラダー等研修プログラムの充実に力を注いでいます。看護師としての経験を重ねていく中で、各種研修や認定看護師やアドバンス助産師など資格取得の支援も行い、結婚・出産を経ても働き続けることができるような環境づくりを目指して参ります。

看護部理念

 思いに寄り添う 優しい看護

看護部目標

 看護実践能力を高め、チーム医療の一員として個々の役割を発揮する。
 

看護部の概要

1 病床数   一般病床  273床
        感染症病床  6床
 
2 入院基本料
 ・急性期一般入院料1  
 ・地域包括ケア病棟入院料2
 
3 看護体制
   6看護単位 手術室 外来
附属施設(訪問看護ステーション、指定居宅介護支援事業所、須賀川市西部地域包括支援センター、公立岩瀬病院附属高等看護学院)
 
4 勤務体制
病棟名
病床数
勤務体制
夜勤者数
外来
 
日勤
日直・当直
一部休日・夜間出番制
2~3人
化学療法室
 
日勤
 
入退院支援室
 
日勤
 
2病棟
(産科婦人科病棟)
30床
2交代
3人
NICU・GCU
 9床
2交代
2人
3病棟
48床
2交代
3人
4病棟
48床
2交代
3人
5病棟
48床
2交代
3人
6病棟
48床
2交代
3人
7病棟
(地域包括ケア病棟)
48床
2交代
3人
手術室
中央材料室
 
日勤
休日・夜間出番体制
 
附属看護学院
 
日勤
 
訪問看護ステーション
 
日勤
休日・夜間出番体制
 
居宅介護支援事業所
 
日勤
 
地域包括支援センター
 
日勤
 
5 看護提供方式
   固定チームナーシング
 
6 看護記録
   標準看護計画
   フォーカスチャーティング
 
7 新人研修スケジュール
  令和6年度 新人研修(集合研修)スケジュール              

認定看護師の紹介

透析認定看護師
大星 知佳

 透析治療を医師から告げられどんな治療なのか、透析を遅らせるのにはどうすればいいのかなど今後の不安を抱えている方のサポートをさせて頂きます。透析治療は病院やクリニックで行う血液透析と自宅で行う腹膜透析があります。それぞれの治療の特徴が理解でき、自分らしい生活が送れる療法選択を自己決定できるよう支援致します。また透析治療を受けながらの生活支援や社会資源の活用などご相談させていただきます。患者さん個々の健康な状態を目指し適切な透析治療のもとその人らしい生活が送れるようセルフケア支援と透析治療をしている患者さんのご家族のご相談をお受け致します。

皮膚・排泄ケア特定認定看護師
芳賀 美保
 外科病棟勤務時にストーマ(人工肛門・膀胱)という現実をなかなか受け入れられない患者さんたちと接する際、もっと専門的な知識を持っていれば、より質の高いケアができたのではと思い、認定看護師資格取得を目指しました。スクールでは知識不足を痛感し不安に駆られるなか、先輩や同僚からの励ましメールに涙しながら乗り越えることができました。現在、院内外でストーマ造設後の患者さんや、排泄障害で悩みを抱えていらっしゃる患者さんに適したケアができるよう多職種と協働してサポートさせていただいています。
 また、褥瘡を有する患者さんにより専門性を増し、タイムリーなケアを提供できるよう特定行為看護師の資格も取得しました。在宅で患者さんを支えるご家族や施設職員の方と積極的に情報交換を行い、療養生活を支えていけるよう日々努力していきたいと思います。
 
 
皮膚・排泄ケア特定認定看護師
佐久間 歩
 皮膚・排泄ケアは褥瘡などの創傷、人工肛門(ストーマ)や尿・便失禁などの排泄に関わる分野を専門とし、脆弱な皮膚に対するスキンケアの実践、皮膚障害の予防、患者さんや家族へのセルフケアの指導・支援を行っております。
 褥瘡ケアは褥瘡発生の危険性が高い患者さんに対して病棟看護師とともに褥瘡予防ケアを行っております。褥瘡対策チームにおいてケアを検討し、多職種と連携しながら個々の患者さんの状態に応じた褥瘡対策に取り組んでおります。また、ストーマケアはストーマに対する不安を軽減できるように術前から関わり、術後の装具選択やストーマ周囲のスキンケアについて相談・指導を実施しております。失禁ケアは排泄障害に合わせたおむつの選び方や使用方法の指導、排泄に関する問題がある患者さんの相談に応じて対応させていただいております。
 皮膚・排泄ケア分野における患者さんの不安な思いに寄り添い、病院や在宅で安心して療養生活が送れるようにサポートさせていただきたいと思います。
糖尿病看護特定認定看護師
木戸 仁美
 私は、病棟勤務をしていた時に入院していた患者さんに対して糖尿病について色々な事を指導しなければならないと思っていました。しかし、それは看護師という立場から一方的な指導をしていて、患者様の気持ちに寄り添った看護が出来ていない事に気が付きました。そこで、糖尿病看護についての知識を身に着け患者さんに寄り添った看護を提供したいと考え糖尿病看護特定認定看護師の資格取得を決意しました。
 糖尿病の疾患を持つ患者さんは、食生活の見直しや適度な運動、継続した通院など糖尿病治療の必要性は分かっていても、行動を変えて治療継続をするのは容易ではありません。
 私は、患者さんに対して看護師からの一方的な指導ではなく糖尿病という疾患を抱えながらもその人らしく生活が出来るように、個別性に合わせた糖尿病療養支援を行い、患者様と一緒に「血糖コントロールを良くしていくためにはどうしたらよいか。」「合併症を予防するにはどうしたら良いか」を。無理のない範囲で患者様と一緒に考え糖尿病治療をサポートしていきたいと考えています。一人でも多くの患者さんの思いに寄り添い、糖尿病治療をサポートしていきたいと思います。
がん化学療法看護認定看護師
佐藤 みどり

 がん治療の一つにがん薬物療法(抗がん剤治療やホルモン治療)があります。はじめて治療を行うことになった時、病気の事、薬の副作用の事、仕事の事、家族の事、経済的な事など、多くの不安や気がかりがあるのではないでしょうか?治療を行うにあたっては患者さんとそのご家族の気持ちをお聞きし、多職種と連携を図りながら、それらを少しでも和らげ、治療に取り組んでいけるような支援を行っていきたいと考えています。現在ではこれらの薬物療法の多くは外来で行われます。自宅での副作用への対処、体調不良時や、困りごとの相談なども行っています。副作用出現は個人差が大変大きいものです。患者さん一人ひとりの状況に合わせて、患者さんやご家族と相談しながら患者さん自身に無理のない対処の方法などをアドバイスしていきたいと考えています。

感染管理認定看護師
細谷 輝美

 感染対策を専門とし、患者・職員のみならず病院に関わるすべての方々に対して安全な病院環境の提供をめざし活動しています。
 現在は、感染管理部門の専従として、感染症発生状況や薬剤耐性菌の監視、感染対策の評価および指導などを行っております。また、院内活動以外に地域医療施設と連携させていただき、地域全体の感染対策推進に向けて取り組んでおります。
 多くのサポートをいただきながら病院全体を見渡す広い視野と疫学的知識をもって、組織横断的に活動していきたいと思います。

認知症看護認定看護師 中原 菜緒美
 認知症のある患者さんは環境の変化に適応が難しく、入院後に認知症の症状が悪化することが珍しくありません。認知機能の低下を基礎に、不穏・徘徊・暴言・攻撃性などの行動が起こることがあります。これら問題行動と呼ばれる行動心理症状は家族を含め私たち医療従事者の関わりが大きく影響しており予防することが可能です。認知症のある患者さんが、安心・安全に治療が継続出来るように関わらせていただきます。

 多職種で連携し認知症の知識を深めるとともに、「その人らしさ」を大切にした関わりや環境調整をしたいと考えております。入院中のみでなく、自宅や地域で生活する中での困りごと等がありましたら一緒に認知症ケアを考える支援をしていきたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師 佐久間 美幸
 「食べる」「飲み込む」ことに障害のある摂食・嚥下障害をもつ患者さんに対して、口腔ケアの重要性やどのようにしたら安全な経口摂取が行えるのか、経口摂取が難しい患者さんには栄養をどのように補っていくかについて多職種でカンファレンスを行い、活動しています。
 「食べる」ということは生命維持のための栄養補給以外にも生きる活力となり、人とのコミュニケーションの場として、人生を豊かにするものだと思います。
援助する立場のご家族の不安や恐怖心を軽減できるよう、より安全な援助方法について提案し、患者さんの「食べたい」という思いとご家族の「食べさせたい」という両方の思いを一緒にサポートさせていただきたいと思っています。
 
 

アドバンス助産師の紹介

 「アドバンス助産師」とは、自律して助産ケアを提供できるレベルと認証された助産師のことです。
当院では、令和5年現在11名の助産師が取得し、妊産褥婦さんと赤ちゃんにやさしく、安全な助産ケアを提供することを目的に勤務しています。
 助産師外来は、助産師が主に担当する外来で超音波検査(エコー)にて赤ちゃんの状態を確認し妊婦さんが安心して妊娠生活を送れるようにアドバイスをしています。

 また、実践力を高めるため助産ケアの研修会等に積極的に参加し、チーム医療における助産師の役割を意識しながら活動し、後輩助産師の育成、看護学生や助産学生の育成・支援も行っています。

アドバンス助産師
妊婦さんの人となりを理解して、妊娠生活、お産、育児をサポートしたいと考えています。看護教員も経験し、さらに自律して助産ケアが提供できるために自己研磨を続けています。
産科婦人科病棟 大河原友子
 

知識と経験を重ね、さらに自立した助産師として妊婦、産婦、褥婦、赤ちゃんの幸せへのお手伝をしていきたいです。                      
産科婦人科病棟 増子和香子
 

今後もアドバンス助産師として新しい家族が誕生するお手伝いをさせていただきたいと思います。この地域の妊産褥婦さんの力になれるように研鑽してまいります。 
産科婦人科病棟 横地碧里
 

助産師として、妊産褥婦さんたちの様々な気持ちに寄り添うことを大切に関わっています。
令和5年度より看護学院で学生の教育に携わらせていただいています。学生に寄り添いながら学生の持っている力を引き出せるよう関わり、将来の看護職の仲間の育成に尽力していきたいと思います。 
看護学院 渡邉朋世
 

全ての年代の女性・その家族の幸せのために、知識や経験などを重ね、皆さんの力になれるように頑張りたいと思います。
                              産科婦人科病棟 及川 薫
 

新しい家族を迎える期待や不安、喜び。様々な場面で女性とそのご家族が豊かな人生を送るためのお手伝いができるよう、頼れる専門職を目指しています。宜しくお願いします。
産婦人科外来  渡邉美保
 

妊産褥婦さんが安心して妊娠・出産・育児に臨めるようサポートさせて頂きたいと考えています。皆様から信頼される助産師になれるよう知識や技術の向上に向けて自己研鑚していきたいと思います。
産科婦人科病棟 馬場恵子
 

心身共に研鑽し、安心して頼って頂けるよう頑張っていきます。
お母さんとご家族が笑顔で過ごせるよう微力ながら少しでも助けになればと思います。             
産科婦人科病棟 根本ひろ子
 

今後もアドバンス助産師としてスキルアップを図り、ご家族が安心して楽しい子育てができるようお手伝いできればと思います。
                                NICU  尾辻 智美
 

妊娠・出産・育児のスタートを安心して過ごせるよう、サポートさせていただきます。
一人一人の妊産褥婦さんと赤ちゃん、そのご家族に寄り添えるよう、これからも精一杯努力していきたいと思います。
菊池 愛
 

妊産褥婦のお母さんとその赤ちゃん、その家族の皆様を少しでもサポートしていけるよう、今後も自分自身のスキルアップに努めていきたいと思います。
野内 文恵