入院案内

レスパイト入院のご案内

レスパイト入院とは

 レスパイト入院とは、在宅での介護を担われているご家族が、在宅介護が困難となった場合に一時的に入院の受け入れを行い、介護者の負担軽減を目指す仕組みです。当院の地域包括ケア病棟では、介護者の負担軽減の他、病気、入院、冠婚葬祭などで在宅看護が困難となった場合に、医療保険で短期入院を受け入れています。
 *レスパイト(respite)とは、「一時休止」「休息」という意味です。

レスパイト入院を利用できる方

  1. 入院期間が終了後、必ずご自宅へ退院される方(居住系介護施設でも可能)
  2. 医療管理が必要で、介護保険によるショートスティの利用が困難な方

 *医療管理:癌の疼痛管理 、吸引が必要、胃瘻、経管栄養での栄養が必要、褥瘡処置など

入院できる期間

 原則、1回の入院期間は14日以内となります。

 ※入院期間は、総合診療科の医師が担当いたします。
 ※初回の入院の方は、入院期間を相談させていただきます。
 ※患者さんの状態によって入院継続困難な場合は、予定期間よりも短期間となる場合もあります。

入院費について

1.主に地域包括ケア病棟で受け入れを行います。「地域包括ケア病棟入院2」を算定いたします。

1)レスパイト入院 概算(食事込み)
入院日数
  3割負担の方
  2割負担の方
1割負担の方
1泊2日
3万円
2万円
1万円
7泊8日
10万円
7万円
4万円
13泊14日
17万円
12万円
7万円
*入院は医療保険での請求となります、保険証や限度額適用認定証等の提示をお願い致します。
 
2)その他   
 個室料金については、別途費用が発生します

ご留意いただく点

  1. 入院申し込みは、原則、ご利用開始希望日の1ヶ月前までにお願いします。
    ただし、緊急時はこの限りではありません。
  2. 入院初日は、原則外来休診日(土日祝年末年始)を除く月曜日から金曜日となります。
  3. この入院期間では、検査および他の診療科への受診は行えません。
  4. 入院初日には、服用中のお薬およびお薬手帳をご持参ください。
  5. パジャマやおむつが必要な方は当院にセットレンタルがありますのでご利用ください。
    *別途費用が発生します。
  6. 病状の変化により、担当医が集中的な治療が必要と判断した時は、一般病棟へ転棟することがあります。
  7. 他の患者さんの迷惑となるような行為があった場合は、入院の継続が困難となる場合があります。
  8. 病棟の空床の状況によりお部屋や期間などのご希望に沿えない場合もあります。

レスパイト入院のご利用手順

初回の場合
③診療情報提供書 (かかりつけ医が当院ではない場合)
一括ダウンロード
2回目以降
ADL確認表(身体の状態が変わらなければ不要)
 
一括ダウンロード
  1. 申し込みは、ご利用開始日の1ヶ月前までにお願いします。
    ただし、緊急時はこの限りではありません。
  2. 申し込み受付時間は、平日8時30分から17時までです。
  3. 申し込み方法は、担当ケアマネージャー、かかりつけ医または地域包括支援センター担当者、ご家族からの受けが可能です。お申し込みの際は、以下の書類の提出をお願いします。(FAX可)
  4. お申し込み後、受け入れの調整を行い、申し込み者あるいはケアマネージャーへお電話にて入院確定日を連絡させていただきます。

よくあるご質問 Q&A

Q1.申し込みは、どのくらい前に行えば利用できますか?
A1.1か月前までにお願いします。急な場合でも対応できる場合がありますのでご相談ください。
 
Q2.レスパイト入院は、絶対14日間入院しなければならないでしょうか?
A2.最大で14日間までとなりますので、ご都合の良い日数をご利用ください。
 
Q3.レスパイト入院を定期的に利用することはできるのですか?
Q3.レスパイト入院の日数が通算60日です。
   その後は、3か月間(患者様の病状で異なる場合もあります)利用できなくなります。
 
レスパイト入院( 例:60日の計算方法)  
4月
5月
6月
7月
8月
9月~11月
12月
14日利用
14日利用
14日利用
14日利用
4日利用
確認!
レスパイト入院の日数が通算60日を超えますと、最後の退院より3ヶ月間利用できなくなります。*病状で異なる場合もあります
14日利用
14日+14日+14日+14日+4日=60日の利用となります。
 
Q4.在宅で服用している薬はどうしたらよいですか?
A4.在宅で服用されている薬剤は入院時にご持参ください。
   また、ストーマ等の医療器材なども入院日数分をご持参ください。